2012年1月30日 (月)

1月のバイオリズム?

「これでは <筋肉バカ> になってしまうかも!?」 なんて思いながら、カーブスでの筋トレに励み、プロテインをがぶ飲みしていたのもつかの間、1月の後半になって、スイッチが切れたようにパタンと倒れてしまいました。

はぁ~、単に風邪をひいて体調不良状態がずるずると続いているだけなんですが ・・・。 カーブスにももう、1週間も行けていません (涙)。

あぁ、元気なだけが取り柄なのになぁ~、なんて頭痛の頭を抱えながら、ブログで報告しましょうとパソコンに向かうと、このブログ、去年の1月の記事も 『風邪の1月』 というタイトル。(その記事は → こちら

去年も風邪をひいてカーブスを10日連続で休んだようで、 《1月は風邪で倒れる》 系のバイオリズムが形成されつつある!? と、我が身を振り返っているところです。

確かに1月は、年明け早々から、頭に血がのぼりやすい <卒論添削指導> があり、センター試験監督があり、期末テストやレポートなどの段取りがあり、年度末に向けてプロジェクトやら論文やらの巻きが入ってくる。

いっぱいいっぱいになっているところへ、<寒波到来> なんてことになれば、それだけで体力が奪われる。

そこに何かあとひとつ、無理をひと押しすれば、バイオリズムが一気に下降し、体がすべてを放棄することになる。 「あー、あれも、これも、しなきゃいけないのにぃ~」 と思いつつも、薬を飲んで布団にもぐっていることしかできなくなる。 おー、頭が痛い。

去年の記事を見ていると、その最後の <ひと押し> は、寒風の中の住吉大社詣でだったようですが、今年の <ひと押し> は、七海の就寝用ギプスであることは間違いありません。

去年の暮れに型取りし、1月20日に受け取ってきました。

downwardright  装着時イメージ図

20120127c
ななみ:「顔出しNG!」

上の写真では、普段着の上に装着しているが、寝る時は下着の上に装着し、かなり締め上げる。その上にパジャマを着て寝る。

重々言い聞かせていたので、寝る前はおとなしくギプスを装着してくれるが、それでも、胸の部分のバンドを締めると、「痛い、痛い」 と文句を言う。

脇の下あたりを叩きながら、「ここが痛い」 と訴えるが、そこを緩めると矯正の意味がないので、そのまま締める。 その後、くすんくすんと 「泣き寝入り」。

それで朝まで寝てくれればいいのだが、それでは恨みが晴れないのか、夜中に起きて、「いたい、いたい」 と訴える。

なだめすかして、なんとか寝かせるも、またしばらくすると苦しそうに寝返りをうってこちらにのしかかってくる。そのたびに起こされて、睡眠が中断される。

まぁ、本人にとっても、寝返りをうとうとすると、体が固くて自由に動けない、というのは、なかなか苦しいものでしょうが、こちらの 「とばっちり」 もかなりのものである。

2,3時間ごとに起こされる、というのは、6年前の授乳時期以来の 「拷問」 ですが、このように睡眠が中断されては、朝の寝起きも体がだるく、2,3日もすれば、風邪のひとつもひこうってもんです。

そんなわけで、今年の <ひと押し> くんは、七海の就寝用ギプスによってもたらされた不眠でした、ということですが、まぁ、こう書きながら、そんなことより、ギプスをして寝なければならない七海の不憫を、もう少し嘆いてやれよお母さん、って感じですね。はは。

ま、かくも苛酷なギプスではありますが、今のところは、せめてギプスで側弯の進行を抑えるしか方法がなく、これもまた、しばらくすれば生活の一部となって慣れていくかなと思いながら、深夜の攻防を繰り広げている。

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ブログで知り合った、七海と同い年の <未熟児友達> リカちゃんのママが、このたび、『つばめの会』 (摂食・嚥下障害児をもつ親の会) を設立されました。未熟児で生まれた子どもは摂食に問題をもちやすいようで、リカちゃんのママもずいぶんと苦労されました。

まぁ、もちろん、世間的に見れば、「ななみちゃんのママもずいぶん苦労されました」 が、「喉元すぎれば ・・・」 みたいな状態で、今は、脊柱側弯症の方に苦労が向きつつあります ・・・。

リカちゃんの摂食の問題も、もうおそらく 「喉元すぎれば ・・・」 の状態だと思うのですが、リカちゃんママは、子どもの摂食問題で同じように悩んでいる親御さんたちの力になりたい、ということで、親の会を設立されました。

自分の問題の苦労ばかりを嘆いて、周りの人の苦労まで思い及ばず、自分の問題の解決ばかりに気をとられて、周りの人の苦労にまで手を差し伸べることなど、思いもよらない自己中心的な我が身を深く省みました。

だからといって、急に 「活動的」 になるようなタイプでもない我が身なので、リカちゃんママの活動を、まずは心より応援していきたいと思います。(「つばめの会」のHP → こちら ; 私も体験談を書かせていただきました) 

と言いつつ、『側弯症患者の会 (通称ほねっと)』 という団体があって、それに加入しようかどうかと、やはり自己中心的に悩んでいる。

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2012年1月 7日 (土)

あけまして 2012年

また新しい年が始まりました。

ほぼ <月イチ更新> という寡作ぶりが、ますます顕著になってきたこのブログですが、今年もほそぼそと、どうぞよろしくお願いいたします。 自分の立場や社会性など顧みず、相変わらず七海の近況報告と、身の回りのせーまいっ世界の関心事だけを綴っていきたいと思います。

ということで、年頭の関心事といえば、この 「我が身」。

はい、今年の抱負は、(のせぽんさまとも誓い合った) <ダイエット> です。 うーん。 こう書いてみると、あまりにも陳腐、かつ <中年のおばさん> 的抱負ですが、もう、「まったなし!」 です。

目標はまず、<内臓脂肪値> を100未満にする。
次に、 <体脂肪率> を30%未満にする。
最後に、<体重> を ○○Kg 以下にする。

「目標設定が低すぎるんじゃない?」 と言われそうな数値ですが、私の 「脂肪との戦い」 は、それほど厳しいものなのであります。

筋肉を増強し、筋トレで脂肪を燃焼だぁー!

ということで、きました、きました。 プロテイン。

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シェイカーと動物くんキャリーバック付き。

プロテインを入れたシェイカーをキャリーバックに入れて持って行き、カーブスで筋トレのあとに飲むのさっ。

【 筋トレ直後にプロテインを摂取すると、3時間後に飲むのに比べて、効果は3倍!】

【 プロテインを飲み始めて、半年から1年で成果が出た方が一番多い!】

ということなので、また半年後にご報告したいと思います。

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ななみちゃんからの年頭のごあいさつ。

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「年末年始は、(関西空港の対岸にある) りんくうタウンに遊びに行ってきたよ。 観覧車のように、くるくるめくるめく1年になりそうな予感です。」

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「ママ友」 の Mama Miyuri からも、新年のごあいさつメールをいただきました。 昨秋、Miyuri ちゃんも七五三写真をスタジオ撮影してこられたそうで、その写真も一緒に送ってくれました。

私がかつて、ななみの七五三撮影で <大人買い> した時の記事 ( → その記事はこちら ) を、「ありえない、ありえない」 と笑って読んでおられた Mama Miyuri が、我が子の撮影大会にいたって、<大人買い> の 「同じ道」 を歩まれたそうです。

私はそのメールの文面に、「そうでしょう、そうでしょう。 そうでしょうとも!」 と、首をがっくんがっくんさせながら、何度もうなづいたのでありました。

でも、Mama Miyuri、1回の撮影で、着物に、ブルーのドレスに、ピンクのドレスにって、衣装を3枚も着替えるなんて、そりゃぁ~、撮影枚数は増えるは、あれもこれも買いたくなるは、選んでいるうちに頭がマヒしてくるは、ってなるのも、当然よ。 ・・・ えっ? 2枚しか着てないのに、十万ウン千ホニャ百円も払ったヒトに言われたくないって? ・・・ ははは。

ということで、<ツンデレ姫> Miyuri さまが、うっすらと微笑みを浮かべた奇跡の (?) 1枚を、みなさまと分かち合って、幸多き一年の幸先にしたいと思います。


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きゃぁ~わうぃ~ねぇ~、Miyuri ちゃん heart04

どちらさまにも、幸多き1年となりますように。

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2011年12月28日 (水)

よいお年を

気がつくと、もう年末ではないか。 早い、早い。

ジョンレノンの命日も、雅子妃の誕生日も、忠臣蔵の討ち入りも、ななみちゃんの終業式もクリスマスも、あっという間に過ぎてしまった。

「クリスマスには、ウルトラの父母からプレゼントをもらいました ☆ 」

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年を越す前に、この1年を振り返っておきましょう。

我が家の一大ニュース 2011

はい、今年のニュースは 「引越し」 の一大に尽きます。

引越しして一番よかったことは、旧居にて毎日、壁や床を見ながら 「あー、汚いなぁ~。なんとかしたいなぁ~。」 と思っていた気持ちの曇りがスッキリと晴れ、「あー、どうしようかなぁ~。捨てようかなぁ~。」 と悩んでいた多くの品々を、バッサリと 「断舎離」 できたことです。

新居においては、もうすでに、物が散らかり始めている部分がなきにしもあらずですが、それでもすぐに、原状回復できる余裕の美しさが嬉しい。

で、めでたし、めでたし、の2011年だったかというと、住まいに反比例して、そこの住人たちの身体的状態は、<下方指向> なのでありました。

まず、<ザ・中間管理職> のダンナであるが、<ザ> の見本のような体調の不調が顕在化した。 春先には、あまりの不眠状態に、医者に診てもらいにいくほどだったが、そこの医者に、「これは立派なうつですよ」 と言われたくらい。

職場の健康診断の結果では 「高血圧」 が判明し、【すぐに病院に行ってください。 家族のために】 というような、親切な助言的脅迫的メッセージ入りの結果診断書をもらって帰ってきた。

おそらく彼のこれまでの人生の中で、一番 「最悪ぅ~」 な体調の1年だったかと思われます。

まぁ、私なら、とっくに倒れて休職するか辞めているか、というような状況ですが、ダンナは未だ職にあり続け、がんばり続けておられます。まさに <ウルトラの父> 。 鉄の意志でもって。

そう、鉄の意志。 ふだんは <放蕩ダンナ> ぶりをいかんなく発揮しているダンナですが、こと 「問題」 に対面する姿勢は、まさに 「鉄の男」 です。

「タバコを止める」 と決めれば、( 『卒煙飴』 の力だけを借りて) キッパリとやめたし、「うつです」 と診断されれば、そのように診断されたことに対して 「腹をたてて」、うつをねじ伏せて生還した。

その鉄の意志、というか気力には、敬服して余りあるものがありますが、まぁ、それでも、高血圧なんて症状は、気力だけで克服できるものでもないでしょうから、ここはやはり、鉄の意思でもって、休むなり通院するなりして、克服していただきたいところです。

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つづきまして、ななみちゃん。

本人は、いたって健康で、毎日機嫌よく過ごしているが、この1年で、脊柱側弯症がさらに進行した。側弯の度合いが、初めは40数度だったものが、先日のレントゲン診察では54度となっていた。70度くらいになると手術が必要なのだそうだ。

原因は不明で、背骨が勝手に曲がって伸びていくので、薬や整体でどうにかなるものではない。唯一、ギプスでまっすぐな姿勢を保つことだけが進行を食い止める手段である。

ギプスは24時間着用が理想だが、なかなか難しい。普段は、しょうとく園に通っている時だけギプスをしているような状態で、たいして進行予防になっていないような気がする。

なんとかしなければ! 

焦る気持ちがピークに達した12月の初旬、小児の脊柱側弯症の専門家という宇野医師@神戸医療センターを訪れ、<就寝時に着用するギプス> を作ってもらうことにした。

夜寝る時には、横になった姿勢に合わせたギプスが必要なのだが、宇野医師のところでは、そのようなギプスを作ってくれるということで、遅きに失した感はあるが、「夜用ギプス」 を作りに行ったのでした。

「寝た状態のギプス」 というのをどうやって作るのかと思っていたが、本当に横に寝て、石膏の型どりをするのでした。

頭と肩口のところを台に乗せ、もう一方の台を太ももの下のほうに合わせて、胴体を宙に浮かせて、石膏包帯をぐるぐる巻いていく。

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「あれぇ~」 の声も出ないくらい必死な感じでつかまっているななみちゃんなのでした。

年内は、この石膏の型どりだけで終わり。

来年1月に仮合わせに行き、早ければ1月の終わりから 「夜用ギプス」 を装着できることになるが、果たして、ななみちゃんはギプスをして寝てくれるでしょうか。

今から、さんざん言い含めてはいるが、どうなりますことやら。

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上記2名の、かなり深刻な事態を記した後に、不肖私のことを報告するのは大変気がひけるところではありますが、私の <下方指向> は、<上方指向> の体重との闘い、という往年来の問題に尽きるのでありました。

昨年末の一大ニュースで、「過去最高体重をたたき出した」 というようなことを報告したと思いますが、今年も同じ報告をしてどーするのっ、てことですね。ははは。

今年の健康診断では、<100を超えると要注意> といわれた内臓脂肪の値で <102> という数字をたたき出し、保健センターの人に、「体重を落としてくださいね~」 と軽く言われたが、そんなに簡単に落とせるなら苦労しませんって、という話なのだ。

うーむ。 本格的に、まずい。

ということで、週に3回は <女性だけのフィットネスクラブ・カーブス> に通い、30分の筋トレ&有酸素運動、というのをやっているが、体重というのは、落そうとすればするほど、しがみつく性格のものだったりするのでしょうか。

【 がんばっているのに、なかなか成果がでない ・・・。そんな停滞期のあなたに!】

という、なんともツボを心得たキャンペーンが、現在カーブスでは展開されている。

【 体重を落とすには、脂肪を燃焼させなければなりません。】

【 脂肪を燃焼させるには、筋肉を鍛えて、基礎代謝力をあげなくてはいけません。】

【 だから、カーブスは筋トレと有酸素運動。でも、筋肉を鍛えるだけでは足りません。筋肉自体を作らないと。】

【 こんなにがんばっているのに、体重が減らないというあなた。筋肉が足りないのでは?】

【 運動後に摂取するたんぱく質が最も効果的に筋肉を作ります。】

【 運動後にプロテインを摂取する。これが一番効果的。】

【 さぁ、ワークアウトのあとに、コップ一杯のプロテインを!】

はい、はいっ! 飲みます、飲みますっ!

プロテイン、買います、買いますっ!

こうやって、人は通販商品を買い、サプリメントを摂取し、「でも、結局、体重、減らないよね ・・・」 なんていう結果を繰り返すのでしょうか。

分かっているんです、本当は、頭のどこかでは。

【 こんなにがんばっているのに、体重が減らないというあなた。筋肉が足りないのでは?】

という質問のところで、すり替えが起きていることは。

本当は、【 こんなにがんばっているのに、体重が減らないというあなた。 単に食べすぎでは?】

なんですよね、きっと ・・・。

でも、いいんです。 もう、申し込んだんです。 来年1月から、毎月送られてくるんです、プロテインが。 うちに。

昨日のカーブスにて。

J: 「あー、プロテインが送られてくるの、楽しみだなぁ~。送られてきたら、毎日、がぶ飲みしちゃうかも!」

スタッフ: 「わっ、だめですよ! プロテイン、がぶ飲みしたら、太りますよ!」

・・・ 分かってますって。 冗談ですってば。

あぁ~、来年、「プロテインで体重が減りました。キラキラ!」 っていう報告を、早くしたいなぁ~ (遠い目)

ということで、どちらさままも、よいお年を (^_^)/~~~

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2011年11月30日 (水)

ななみ@言語学会

<アフリカ学会> は毎回欠かさず参加しているが、<言語学会> というのは、気になる発表があるとか、シンポジウムに興味があるとか、近いので行きやすいとか、そういう機会にしか参加していない。

最近行ったところでは、2008年秋の金沢大学での大会。

この時は、我らがY田N子とS川くんがバントゥ諸語の適用形について共同発表をしたし、スワヒリ語やシダマ語の発表、マア語の展示など、アフリカ言語関係が多かった上に、大学院時代の同級生の 『フィリピン言語学の現在』 という講演もあったので、わざわざサンダーバードに乗って出かけた。

その次は、2009年秋の神戸大学の大会。 この時は、公開シンポジウムのタイトルが 『言語学概論を見直す』 という、大変興味をそそられるものだったので、それだけを聞きにいった。

で、今回、2011年秋の大会(11月26, 27日)は、我が勤務校でおこなわれ、私も発表の司会役などをおおせつかったので、久しぶりに参加することになった。

で、ついでに、ななみちゃんも <学会デビュー> したのでした。

<学会デビュー> といっても、「初めて学会に子どもを連れて行く」 というだけのことですが、最近は (というか、だいぶ以前から?)、乳児幼児をもつ親のために、学会会場に託児室が用意されるようになってきている。

今回も、「せっかく用意していただいたので利用しましょう」 ということで、2日目の公開シンポジウムの時に連れていき、あずかってもらうことにした。

downwardright  受付の大学院生のおねえさま方と記念撮影。

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(ちなみに、ななみがかぶっている帽子は、けいごパパからもらった 「ネパール帽」。 自分で選んで、かぶって来たのでした)

こののち、偉大な言語研究者のみなさま方とも記念撮影をした。七海の頭に手をおいてもらってのショットは、《ななみがカ行とラ行をちゃんと発音できますように》 という願掛けも入っている。

託児室は共通教育棟A203の教室。

「ママはね、この上のAの303のきょうしつで、いつもスワヒリ語のじゅぎょうをやっているのよ」 という解説も聞かずに、ななみは託児室に突進していき、保育士の方に猛アピール。

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他の子どもたちや保育士の方と3時間、たっぷり楽しく遊んでもらい、七海にとってもよい学会となりました。

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で、ななみちゃんが楽しく託児されている間の公開シンポジウムは、かつて 『イ号館』 と呼ばれ、今は改装されてきれいになった 『大学会館』 でおこなわれた。

downwardright  2階席から拝聴@大学会館内部の講堂

20111127d


シンポジウムのテーマは 『活用論の前線』 というもので、特に、ヨーロッパ系の言語の活用と日本語などの活用を統一的にとらえようとする 「拡大活用論」 の話は興味深かった。

言語学の授業なんかで、ヨーロッパ系の言語の動詞活用を 「屈折的」、日本語などの動詞の活用は 「膠着的」 と教えたりするけど、これって、そんなに大きな違いなんだろうか、とつねづね思っていた。

たとえばイタリア語の動詞 「話す」 の活用形を見ると、

parlo
parli
parla
parliamo
parlate
parlano

となるけど、これを 「屈折」 と言わずに、「語幹 parl に接辞 -o, -i, -a, -amo, -ate, -ano が <「膠着> している」 と、言おうと思えば言えるのではないか、と。

もちろん、一つの要素が、たとえば 「1人称単数・現在」 などのように2つ以上の機能を担っていたり、語幹と接辞が分けられないような不規則変化の動詞があったりするから、語幹に接辞が膠着していると言い切れないんだろうけど、それでも、「その線引きってどうなのかなぁ~」 と思っていた。

「拡大活用論」 というのは、膠着や屈折のように異なって見える 「活用」 を、統一的な枠組みの中でとらえようとするもので、なるほど、そういう枠組みを設定すると、さまざまな動詞の「活用」を一つの広い視点から理解しやすくなって、いいんじゃないのぉ、と納得。

そうすると、1日目に司会をした発表の 「古典ナワトル語の人称標示」 についても、動詞の 「活用形」 と捉えると分かりやすいのではないかと思った。あの人称標示は、確かに発表者の主張のように、代名詞的要素ではないけど、じゃ、「一致要素」 かというと、「何に <一致> してるわけ?」 ってツッコまれてしまうわけで、「一致」 ではなく、「活用形」 の一形態なのだと考えれば、腑にも落ちやすいだろうし、理解もしやすいのではないか、と思った次第です。

・・・ などと、つらつらと 「活用」 について考えさせられる、よいシンポジウムでありましたが、私がこのシンポジウムの中で受けた最大の衝撃は、「連用命令形は関西方言である」 という事実でした。がーん。

「ほら、これ、食べ。」 とか、「大きな声で、読み。」 とか、「子どもだけで、行き。」 など、連用形で命令を表す形式。 これって、関西方言だったの!? 

「食べなさい」 とか、「読みなさい」 とか、「行きなさい」 の 「なさい」 が省略された形だと思っていたんだけど、標準語ではこんな風に言わないのね ・・・。

まぁ、たしかに、考えてみれば、「これ、食べぇ~」 とか、「大きい声で、読みやぁ~」 とか、「子どもだけで、行きぃ~」 などのように、妙に関西アクセントになじむ表現ではあるなぁ、と思っていましたが ・・・。

「連用形がデフォルト的にいろんな環境に現れる」 という発表内容の中で、発表者がその例として、「泣き(そうだ)」 とか、「やり(ます)」 とか、「読み(ながら)」 とか、「壊し(て)」 など、連用形のいろいろな形をあげていたが、それを聞きながら、「なんで、連用形で命令を表す形式を例にあげないんだろう」 と思っていた。

そう思っていると、発表ののちにフロアから、まさにその点についてのコメントがあった。 すると、発表者は、その用法については知っているが、「なにぶん、私にはその用法についての直感がないので ・・・」 とおっしゃった。

「直感がない」!?  私はその言葉ですべてを理解した。

そう、「non-native 関西人」 であるところ発表者にとって、それは、まるで 「外国語」 のようなひびきに違いないのだ。「もう、起き。」 とか、「はよ、食べ。」 とか、「ほんで、さっさと学校、行き。」 なんて言われると、「はぁ~?」って感じか、異人を見るような眼を向けるか ・・・ であろう。

私はこの事実に衝撃を受けながら、またしても、私を取り囲んでいた 「日本語」 の世界がはらはらと音を立てて崩れていき、「関西方言」 の世界が ・・・、いや、「大阪弁」、・・・ いや、「河内弁」 か? ・・・ の世界が、むき出しに迫ってきたのをひしひしと感じたのでありました。 どんだけぇ~。

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まぁ、めったに参加しない言語学会ではありますが、参加していろいろな発表や講演を聞けば、それなりに興味深く、私自身のお勉強のモチベーションも、少しは上がろうってものです。

そして、今回初めて 「司会」 というのを経験させてもらったのですが、意外にも 「学会の司会は楽しい」 ということに気付いたのでありました。

「他に人がいなくて & 開催校の人がやった方がいいんじゃないの & 後輩の Junko さんなら頼みやすくて」 という感じで、先輩のSさんから依頼されたのですが、「何なの、その言語!?」 という、ほぼ初耳の 「古典ナワトル語」 と、多少は縁があるからって言われてもねぇ~、の 「アラビア語チュニス方言」 についての、2つの発表の司会をおおせつかった。

司会、といっても、たいていは発表前に、「では、ご発表をどうぞ」 と言い、発表が終わったら、「はい、では、何か質問、コメントなど、どうぞ」 とフロアに振る、というだけの仕事で、はた目には全く 「大したことのない」 仕事に見えるし、そう思っていた。

ところが、実際にやってみて思ったのは、まず、その発表内容に対するこちらの興味と理解が、単にフロアから発表を聞いている時とは、全然ちがう。

事前に送られてくるレジュメをじっくり読み込んでから発表を聞くので、「ふむふむ、アステカ帝国の言葉がナワトル語か ・・・」 とか、お勉強の成果とともに、面白く発表を聞くことができるわけです。

発表のあとは、フロアからの挙手に 「はい、どうぞ」 と振るだけですが、質問やコメントが出てこない時は ・・・。

そういう時は、「司会者が何か言ってあげてね」 と言われていて、「そうなったら、どうしよう」 なんて思っていましたが、実際にそうなってみると、これがまた、よかったんですよね。

どんな発表でも、聞いているうちに、「ん? これはどういうこと?」 とか、「うーん、こういう場合はどうなの?」 とか、つれづれにいろいろなことが頭に浮かんでくるものです。

でも、フロアにいると、わざわざ挙手してまで聞くことじゃないなぁと遠慮して、発言などめったにしないわけです。

それが司会をやっていると、「あ、間があいたな」 と思えば、誰にあてられなくても、自分からマイクをとって、「ちょっと、聞きたいんですけど。・・・」 と、とてもフランクに聞くことができる。

で、発表者は、<真摯な態度> 状態でスタンバイしているので、「え、なんで、そんなつまらない質問するんですか!?」 なんてことは絶対に言わなくて、とても一生懸命に答えてくれる。

「チュニス方言とエジプト方言って、かなり違うもんなんですかねぇ~」 なんていう、「それ、発表内容とあんまり関係ないじゃん」 ってツッコまれそうなコメントも、気軽に述べることができて、大変楽しかったわけです。

ま、結局、「出たがり」 の性分と申しましょうか、「仕切りたがり」  の血が騒ぐと申しましょうか、司会のような役目は、大変に私の性分に合っていた、ということが判明したのでありました。

というわけで、今後は、「関係学会の司会はどうぞ私にお任せください!」 と大いに宣伝したいところですが、Y田N子曰く、の、「学会で、こてこての大阪弁の司会ってのも、どーよ」 って感じなので、まっ、関西地区で開催される学会限定ってことで、よろしくぅ~  o(*^▽^*)o

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2011年11月 6日 (日)

寓話 『西部に嫁いだ花嫁』 第3章

昨年の同じ頃に、 【第2章 独白編】 を書いた。

考えてみれば、この寓話は 「独白体」 なので、何章になっても 【独白編】 なのだ。

ということで、今回は単に 「第3章」。 昨年の独白のつづき、ということです。

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。

西部に嫁いで4年が経った。 この牧場で生まれた子たちも、もう4歳。 ここにいる多くの子どもたちが 「西部生まれ」 となった。 日本からの連れ子たちは、来年にはほとんどがこの牧場から巣立っていく。

連れ子たちの中には、他の牧場のお勤め先が決まらない子や、《さよならのお話》 がうまく書けなくて苦労している子もいるけれど、立派に巣立たせてやるのが、私達の勤め。

「私達」 っていうのは、もちろん、一緒にこの西部に嫁いできた僚妻たち。「一夫多妻制」 なんて生易しいものではないこの西部では、一体何人の妻たちがいるのか、私には見当もつかないわ。

しかも、今年になって分かったんだけど、私が嫁いできたと思っていた主人は、実はここの牧場の 「当主」 ということで、一人の人物じゃなかったのよね。

「当主」 はどうやら、何年かに一回、変わるみたいなのよ。 で、今年また新しい 「当主」 が決まったみたい。

結婚相手なのにねぇ~。 私は新しい当主の顔を一度も見ていないし、もちろん、寝屋への呼び出しもない。これで毎年子どもが生まれるっていうのも、変な話よね。

ま、わけの分からない話はおいといて、それで、その新しい当主っていうのが、権勢を誇る <バッファロー養殖セクション> の人みたいなのよ。

なんだかすごく颯爽としていて、前の当主なんかとはぜんぜん雰囲気がちがうわけ。 前の当主は、この牧場ではマイナーな <カーボーイの極意研究セクション> の人だったんだけどね。 あ、今は、よその牧場の <仏門セクション> みたいなところに行っちゃったんだけど ・・・。

でね、その権勢 「当主」 が、それはひどい横暴者なのよ。

当主になってすぐに、<大奥セクション> に使者を寄こしてきて、「今後は大奥の奉公人を徐々に減らしていき、最終的に、一人の奉公人もおくことのなきように」 なんて言ってきたのよ。

もう、びっくりよ。 一方的にそんなこと言ってくるなんて、ひどい話よ。

この大奥で奉公人をおかないで、どうやって子どもたちにお話を読んでやれっていうわけ?

そりゃぁ、私も含めていろいろな国から嫁いでいる妻たちが、一生懸命子どもたちにお話を読んでやっているけど、それだけじゃ、ぜんぜん足りないのよ。たくさんの子どもたちに、いろいろな国のいろいろなお話を聞かせなきゃいけないんだもの。

新しい当主は、「この牧場を改革する!」 とかなんとか息巻いているみたいで、その矛先がまず、<大奥セクション> に向いたわけ。  「なんで大奥はこんなに奉公人が多いんだ!」 とか言って、いきなり無理な要求を突きつけてきて、ほんと横暴にもほどがある、ってものよ。

使者が大奥にやって来た時はね、丁重にもてなして、私達も神妙に話を聞いていたんだけど、その話の内容の横暴さが分かってくるにつれて、大奥中が激怒したわ。

私の一番仲のいい僚妻なんて、使者に向かって、「これはもう、離婚だ!」 って怒鳴りつけていたわ。 「そうだ、そうだ!」 って、私も一緒に叫んだわ、 ・・・ 後ろのほうで、・・・ 心の中で。

古参の僚妻の中には、「奉公人を雇うために持参金まで持ってきたのに、それはどうした!?」 って詰め寄る人もいたわ。 「そうだ、そうだ!」 って、私も一緒に怒ったわ、・・・ 端っこのほうで、 ・・・ 心の中で。

そしたら、その使者。 「え、持参金? そんなの知りませんねぇ~」 って、しらっとした顔で言うじゃない? 「持参金って言ったって、それはもう、うちの牧場のものなんですからね。 それを今さらとやかく言われてもね。 これからは、海外の優秀なバッファローをどんどん買いつけて、この牧場も大きくしないといけませんから」 ですって!

子供たちのことなんか、ぜんぜん考えていないわけ。 適当にお話を読んで聞かせておけばいいじゃないか、っていう態度よ。

で、その使者、 「大奥の子どもたちも、バッファローやロデオのことを学べばいいんです。 バッファロー養殖セクションの子どもたちにも、大奥のお話を聞かせてやってくださいよ」 って、聞こえだけはいいきれいごとを並べて帰っていったわ。

ほんと、一方的な言い分で、あったまにきちゃう。

子どもたちは、 「えー、ぼくたちのお話はどうなっちゃうの?」 って困惑するし、後見人たちは 「それって、どういうこと!?」 って怒りだすし、みんながブツブツブツブツつぶやき続けたら、さすがに当主もまずいと思い始め、 『西部開拓新聞』 に記事が出てから、ようやく交渉の余地ができたってわけ。

大奥の大執事 ― これもまた最近、新しい人に変わったんだけどね ― が、がんばって交渉してくれて、今回のところは <奉公人ゼロ> という危機は回避できた。 ほんと、やれやれよ。 でもねぇ~、うちの当主のことだから、今後、二の矢、三の矢と何を放ってくるか、わかったもんじゃないわ。

あ、ところで、新しい大執事がね、私の仲のいいもう一人の僚妻を 《大執事補佐人》 に指名しちゃったのよ。 大執事補佐人になると、子どもたちにお話を読んでやる時間が減っちゃうし、毎週 《大奥御前会議》 に出なきゃいけないし、大変なのよ。

仲のいい僚妻たちで 《支え合いの誓い》 をして、一致団結してこの局面を乗り越えていこうって、私達もがんばっているんだけどね。

でもねぇ~、日本式裃にガンベルトを巻くような大執事の服装センスに、誰よりもおしゃれに敏感な彼女が耐え続けられるかっていうのが、問題なのよねぇ~。

まぁ、しかし、いずれそれにも慣れて、くどくどと長いわりにイマイチ要領を得ない話し方とか、ところどころに (笑) をはさむ話し方なんかと一緒に、ぜんぜん気にならなくなる、とは思うけどね (笑)。

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でも、まぁ、こんな大変な西部の暮らしの中でも、子どもたちは素直にお利口にスクスクと育ってくれていて、それはほんとうにありがたいこと。

今年も <カーボーイ祭> で、素敵な出し物を見せてくれて、私達の心を和ませてくれたわ。

そう、去年 “Beauty and the Beast” を演じて、私の心を慰めてくれた子どもたち。 今年の出し物は何だったと思う? 『バカたちの世界』 よ、 『バカたちの世界』 。

原題が “Ulimwengu wa Majuha” だから、冗談抜きの 『バカたちの世界』 。うーん、ほんとうによく分かっている子どもたちだこと。 

とんち話の面白い劇を上手に演じてくれたかわいい子どもたち。記念に集合写真をアップしておくわね。

20111105s


あ、ところで、『西部開拓新聞』 に載った記事とよく似た記事を、日本の新聞にも見つけたわ。 洋の東西を問わず、どこでも同じような事が起きるのねぇ、って感心した次第。

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