« Memento Mori | トップページ | 新しいことと、変わらないこと »

2018年3月30日 (金)

2つの卒業式

3月は卒業の月。

毎年こうして卒業式の報告をして、今年で12回目となります。

そして今年は、七海の小学校の卒業式も。

6年前のしょうとく園の卒園式では、思いもかけずに母・号泣という顛末でしたが、→ 「さよなら、しょうとく園」 さすがに小学校の卒業式は、あっさりと見守ることができました。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆

小学校の卒業式というのは、在校生の5年生も含めて、何日も前から練習していて、きっちりと形式的に進められる。

卒業証書授与では、一人一人が順番に立ちあがって進み、所定の5か所の位置で立ち止まる手順になっている。

まずは舞台下で待機。その次に、舞台上手でこちらを向いて立つ。

20180316a

upwardright 舞台上手に漠然と立っている七海)

次に名前を呼ばれて、校長先生の前に立つ。卒業証書を受け取って、

20180316b

舞台下手に移動して、こちらを向いて立つ。

20180316c

upwardright 舞台下手で、次の生徒の名前が呼ばれるまで待つ)

その後、舞台から降りて、また立ち止まる。

この一連の流れで、卒業生一人一人が、長い時間「晴れ舞台」に立つことになり、シャッターチャンス、ビデオチャンスが長くとれることになる。うーん、なかなかうまくできた仕組みです。

そして、一人一人にセリフが割り当てられた「お別れの言葉」があり、5年生からの「さよならの言葉」がある。6年生が歌を歌い、5年生が歌を歌う。対面でやっているので、コール&レスポンス 的な、ちょっと感動的な場面です。

20180316d

upwardright 前列真ん中あたりの、一番背が低いのが七海。手前はレスポンス5年生。いや、コール5年生か。)

舞台上で、涙している女の子。別れの寂しさがこみあげているのが分かる。舞台横で涙を拭っている担任の先生。

思わずもらい泣きしそうになるが、ふとみると、きょとんとしている我が子。「卒業の悲しさ」という機微が、たぶん分からない様子。そういう「複雑」な感情には、まだついていけてないんだと思うと、ちょっとした淋しさにおそわれる。

まぁ、でも、うちの子は、普通の子とは違うのだし。

小学校に入学する時は、せめて、ひらがなでも書けるようになってくれたら。せめて、ひとけたの計算くらいができるようになってくれたら。と思っていたのだし。

そう思うと、この6年間の成長は想像以上のものだったし、いじめられたり疎外されたりすることも(たぶん)なく、楽しい小学校生活を送ってくれたと思っている。

七海が支援学級に入って以来、私は、私自身の小学校や中学校の、当時は「養護学級」と呼ばれていたクラスに在籍していた同級生たちのことを、よく思い出した。当時は、今ほど支援も行き届いていなかったし、おとなしい女の子はよく男子にいじめられていた。小学校の頃はそれでも、正義感あふれる女子たちが、いじめっ子に「やめたりぃやぁ!」と抗議していたが、中学校では、そういう関わりももう、あまりなかったように思う。

高校に行ったとしたら、たぶん支援学校に行って、その後、彼らはどうしているんだろうか、と折に触れて思う。たぶん、それは七海の今後の進路や将来のことを不安に思ってのことなのだけど。

40年前と違って、今の小学校や中学校の支援学級の指導は手厚く、普通級の生徒たちとの交流を促してくれたり、他校との交流会などもあって、七海はめいいっぱい充実した小学校生活を送ることができた。

幸いなことに、中学校は小学校の隣にあり、また、うちの小学校一校からの持ち上がりで、環境はさほど大きく変わることがない。こんどは「ひまわり学級」という支援学級でお世話になるが、これからの3年間も、これまでの6年間に劣らぬ「ジェットコースターぶり」が待っているような気がする、母の心情的に。

20180316e

たんぽぽ学級の先生方には、ほんとうにお世話になりました。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆

大学の4年間もまた、大きな変革&成長の時期です。

この期間の途中では、それこそ「成人」というラインを越えるのだから、それなりに成長してもらわなければならないんだけどね、実際のところ。

20180322a

どの段階であっても、人が成長し、卒業して行く姿は、「希望」そのものです。

最近の卒業式では、いつの頃からか、女子は、式典では着物、謝恩会などのパーティでは洋装に着替える風潮に。私のころは、卒業式から謝恩会、そのあとの2次会まで、ずっと振袖着てたけど、それもまた、30年も前の話だから?

20180322e

upwardright 「やだぁ~、せんせぃ、パーティでは洋装に着替えるの、当然じゃありません?」


20180322f

upwardright 「そうですよ、先生っ。あ、私たち、ブラックフォーマルかぶり!」

20180322g

upwardright 
「やっだぁ~、せんせっ、私たちはOG! 同級生の卒業を祝いに来てあげたんですよ♪」

そう、両側の女子二人は、昨年、号泣しながら花束を渡してくれた卒業生。同級生であるS本君(写真真ん中)が、6年目にしてようやくご卒業の運びとなり、それを祝いにかけつけてくれたのでした。

気が付けば、七海が小学校に入学した時に、S本君もご入学。そして、今年・・・。

七海に、「これは、シ じゃなくて ツ!」とイライラしながら教え、「これは、ソみたいに見えるから、書き直し! ン、ね、ン!」と激昂していたように、S本君には、「これ、書き直し! 小論文、ぜんぜん論理的じゃないから!」、「早く修正版を提出して!」と、おこってばかりいたように思います。

そんな七海が、先生方から「ななみちゃんは、ほんとうによくがんばりました。勉強も遊びもいつも一生懸命がんばりました」と褒めてもらったように、私もS本君を褒めたいと思います。「スワヒリ語も、小論文も、卒論も、みんなよりはゆっくりだったけど、S本くんなりに、よくがんばりました」

どう指導していいか分からず、本当に悩んだ時期もありましたが(この私が!)、「教員はなくても、学生は育つ」。それぞれがそれぞれのペースで、必ずや成長していくんだから、こちらは、もっと気長に、おこらないで、ゆっくりと見守っていかなければなりませんね。学生さんも、我が子も。

S本君と我が子の成長&卒業がシンクロした、今年の卒業式でした。

20180322c

みんな、ほんとに、ご卒業おめでとう!

« Memento Mori | トップページ | 新しいことと、変わらないこと »

コメント

七海ちゃん、小学校ご卒業、そして、中学ご入学、おめでとうございます。
お写真から、すごくしっかりしたお姉さんになられたことが分かります。
これからの中学校での生活も楽しみですね。
毎日が素敵な思い出になりますように。

ribbon K子さま

お祝いのお言葉、ありがとうございます heart

> お写真から、すごくしっかりしたお姉さんになられたことが分かります。

ありがとうございます note  
最も「しっかりした」ように見える一枚を厳選して、アップさせていただきました。

でないと、もう、ぜんぜん「小学校卒業」年齢には見えなくてぇ sweat01

小学校6年間は、振り返ってみれば、やっぱり、あっという間だったので、次の中学校の3年間なんて、どうなるんだろう~ と、今から戦々恐々としています sweat02

まぁ、本人は、制服を着て、制カバンを持って登校するのを、とても楽しみにしているんですけどね virgo

また、近況をご報告させていただきますね shine

七海ちゃん、ご卒業おめでとうございます。
職業柄毎年卒業式に出ますが、やはりわが子の場合は感激もひとしおだと思います。
中学生活のお話もまた楽しみにしていますね♪

cherryblossom Nora さま

お祝いのお言葉、ありがとうございます heart01

Nora さまも、毎年学生を見送られて、早幾年、ですね。

「毎年、同じことの繰り返しだなぁ」 と思う反面、やはり、一人一人の学生との関わりを思い起こすと、毎年それなりの感慨がありますね recycle

今年は我が子の卒業と重なったので、のちのちまで思い出に残る卒業式となりました fullmoon

・・と言っているうちに、もう新年度の始まりですね sweat01

私はいつも、この時期の「心の切り替え」がうまくいかず、過去を引きずりつつ、新しい学生たちを迎え、バタバタのまま新学期の始まりです typhoon

新年度、お互いまた、がんばりましょうね punch

七海ちゃん、ご卒業おめでとうございます!すみません、すっかり出遅れてしまったので、もう「中学校入学おめでとうございます!」の時期になっちゃいましたね。
七海ちゃん、楽しい小学生生活を送られたようで、本当に良かったですね。いくつかの面で、他のお友達と同じようにできないことがあるかもしれないけど、それでも七海ちゃんは本当に心が優しくて、いつも会うたびに私は七海ちゃんのことがますます好きになるんですよheart04 中学生になってからも、七海ちゃんに会えたらうれしいです。
大学の卒業式も、おめでとうございました。既に新入生を迎えている頃ですね。毎年のお別れは寂しいでしょうけれど、毎年新たな出会いがあるのもいいですよね。私は総務人事に異動になってから、新卒の採用活動というものに携わるようになりました。先日、初めて新卒の採用面接に参加しました。履歴書のつたない自己アピール文や、面接で緊張している様子を見て、果たして自分の時(もうかれこれウン十年前…)はどうだったかなぁと懐かしく恥ずかしく思い出します。みんな、自分に合った仕事に巡り合えるといいですね。スワヒリ語専攻卒業生の皆さんも、これから色んな壁にぶち当たるだろうと思うけど、そのたびに強くなれるし、学ぶこともたくさんあるので、くじけずに頑張ってほしいです。…あー、我ながら歳をとったなぁsweat01

cherryblossom シスターのせぽんさま

卒業&入学のお祝いのお言葉、ありがとうございます heart04

おかげさまで、中学の入学式も無事終わり、明日から、いよいよ制服を着ての登校です hotel

本人は、もちろん張り切っていますが、母は「不安」ばかりが大きく募る今日この頃 sweat02

私自身も、明日から始業というのに、まともに新年度の準備ができてなくて、無駄に焦っている日曜日です sweat01

> 中学生になってからも、七海ちゃんに会えたらうれしいです。

ありがとうございます heart02
普通は、中学生くらいになってくると、もう親と一緒に行動するのもイヤがるようになるみたいですが、七海はその点では、まだまだ「子ども」なので、また大学へも連れていきますので、相手してやってくださいね note


> 私は総務人事に異動になってから、新卒の採用活動というものに携わるようになりました。

おー、なんと、それは Hongera sana sign01
人事部で、採用担当となると、急に「大人」な立場になりますよね。

> 履歴書のつたない自己アピール文や、面接で緊張している様子を見て、果たして自分の時(もうかれこれウン十年前…)はどうだったかなぁと懐かしく恥ずかしく思い出します。

いや、たぶん、シスターの場合は、もっとしっかりされていたでしょうね flair

でも、気分的には、自分が「自己アピールする側」、「面接される側」 だったものが、こういう経験を経て、もう自分は、そういう立場を卒業していたんだ、と気づくんですよね。

私も、教員になっても、長い間、自分のことで手一杯で、自分が指導する立場、査定する立場、という自覚がなかなかもてなかったですが、最近、ようやく、「大人の立場」というか、「こちらの立場」に慣れてきました( って、遅っ! って感じですけどね sweat01


> みんな、自分に合った仕事に巡り合えるといいですね。

ほんとに heart01
シスターが面接したり、採用に関わった学生さんも、来年には入社してくるんですね shine
いいご縁があればいいですね note


> スワヒリ語専攻卒業生の皆さんも、これから色んな壁にぶち当たるだろうと思うけど、そのたびに強くなれるし、学ぶこともたくさんあるので、くじけずに頑張ってほしいです。… あー、我ながら歳をとったなぁ

いやぁ~、シスター、いい「大人」になられましたよね kissmark

「大人」は「子ども/若者」を、陰ながら応援して導いてやり、祝福してやることだけが、役目みたいなもんですからね clover

シスターの応援は、年長の私がさせていただきますんで note

お互い、多忙な新年度始めを、がんばって乗り切りましょうね punch


コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« Memento Mori | トップページ | 新しいことと、変わらないこと »

2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ